子どものワキガ・多汗症治療

ワキガは体質であり、恥ずかしいことではありません

ワキガは1つの体質であって、不潔だから臭うというものではありません。
本人の努力や意識で完全に抑えることは難しいのです。
だからこそ、「気をつければ何とかなる」ではなく、正しい知識と適切なケアが必要になります。
市販の制汗剤やデオドラントは一時的な緩和にはなりますが、根本的な原因の汗腺を減らすことはできません。特に思春期のお子さまの場合、部活動や体育、通学などで日常的に汗をかくため、一時的な対策では追いつかず、本人の自信を失わせてしまうこともあります。

当院ではお子さま本人と親御さまが安心して相談・治療できる環境を整えています。
「成長期にメスを入れるのは不安」「でもこのまま悩ませるのもつらい」
そんな気持ちに寄り添いながら、切らずにできる治療の選択肢をご提案させていただきます。

思春期のワキガとは？

ワキガは、アポクリン汗腺という汗の出る器官が活発な体質により発生します。
この汗腺は第二次性徴（思春期）にかけて発達するため、小学校高学年～中学生ごろに症状が目立ち始めます。
ただ、子ども自身はニオイに慣れていて気づきにくく、親も「年頃のニオイ」と思って見逃してしまうことも多くあります。

放置が招く“心のダメージ”

ワキガそのものは、命に関わる病気ではありません。
しかし、放置することで深刻な心のダメージにつながることがあります。

• 学校でからかわれる
• 教室や部活動で孤立する
• 自分に自信を持てなくなる
• 人と距離をとるようになる

こうした経験は、その後の人間関係や自己肯定感に長く影響します。
そのため、親が早めに気づき、自然な形でケアにつなげることが大切です。

ワキガ体質は遺伝する

当院にご相談に来られる親御さまから、
「私も学生の頃ワキガに悩んでいました」
「自分自身も経験があるから、早めに治療してあげたい」
というお話を聞くことがあります。

ワキガ体質は高い確率で遺伝します。
遺伝の確率は研究によると、
・両親ともワキガ体質の場合：約80％の確率
・片方の親がワキガ体質の場合：約50％の確率
とされ、非常に高い遺伝傾向が認められています。

ただ、遺伝の可能性が高くても発症時期は人それぞれです。
早ければ小学校高学年から、遅い場合は高校生になってからというケースもあります。

よくある初期のサイン

• シャツのワキ部分が黄ばむ
• 帰宅後の服に強いニオイがある
• 本人が「ニオイが気になる」と言い出した
• 制汗剤、デオドラントを頻繁に使うようになった
• 学校で指摘された・距離を置かれている様子がある

こうしたサインが見られる場合、ワキガ体質の可能性があります。
ワキガ体質は変えられませんが、その影響を軽くし、前向きな日常を送る方法はあります。

お子さまのワキガ治療を検討されている方には、ビューホットがおすすめです。
ビューホットとは、高周波エネルギーでニオイと汗の原因の汗腺を破壊する、最新の治療法です。
傷を作らず、日常生活への支障もないため、手術に抵抗を感じている方からも人気が高いです。当院では、ビューホットの学生（中高生）限定価格もご用意しております。

「遺伝だから仕方ない」はもう古い

かつては　ワキガ＝切開手術　というイメージが強く、痛みや傷跡の心配から治療をためらう方も多くいました。 しかし今は、切らない・負担の少ない治療が可能です。

術後のダウンタイムが短く、学校や塾、部活動などにも支障をきたしにくいため、思春期のお子さまにも選ばれている治療です。

本人の気持ちを第一に

「親として、治療を受けさせたい」
その気持ちはとてもよく分かります。
でも、一番大切なのは本人の意思。
当院ではお子さまが施術に前向きでない場合、無理に施術することはありません。
施術は必ずご本人・ご家族の同意のもとで行います。

カウンセリングでは、親御さまとお子さまが安心して話せるように、医師、スタッフが丁寧にご説明・ご相談に乗らせていただきます。
治療のことを知るだけでも不安はグッと軽くなるものです。

親が話題にしていいのかな…？と思っていませんか？

ワキガや汗の悩みは、人に言いづらく、相談しにくいもの。
本人が気にしていないように見えても、本当は言えないだけ、話すきっかけがないだけかもしれません。

お子さまの将来を明るく照らすために

ニオイの悩みは、お子さま一人で抱え込む必要はありません。
親御さんと一緒に、安心できる解決策を見つけていくことで、これからの学校生活も人間関係も、もっと輝くものになります。
一緒に、お子さまの未来の選択肢を広げていきましょう。